車椅子イオンシネマ事件から考えた不動産のこと

皆様ご機嫌麗しゅう・・・

今回、お題が??かと思いますが、最後までお付き合いくださいませ

今日は気合い入れて書いてます。

ええ・・・ひまだからです

いつもコタツ記事ばっかじゃねーか!と言われかねませんものね。。。

皆様、ちょっと前に車椅子インフルエンサーの方(※以下Aさん)がイオンシネマでもめた話、ご存じでしょうか?

顛末を超簡単にまとめると

  1. Aさんが車椅子で映画をイオンシネマにいくと、希望の席まで移動してもらっていた。
  2. その移動はイオンシネマスタッフに『車椅子にのったまま持ち上げてもらう』やり方だった
  3. あるとき、とあるイオンシネマではそのサービスやってもらえなかったうえに、他の映画館に行くよう言われたとをSNSに書き込み
  4. イオンシネマ側は対応を謝罪
  5. ただ、車椅子を持ち上げて席まで移動させる、というのはそもそもサービスとして提供していないけれど、イオンシネマが善意でやっていた
  6. ネット警察がAさんの素性・信条などを絡めて叩き始める
  7. Aさん
  8. 結果、イオンシネマ側は原則に立ち返り”やらない”を徹底することになった

・・・

こんな感じで明文化されたみたいです

車いす論議のイオンシネマ、サポート方法明文化「スタッフの肩や手で」「お客様とお話した上で」

まず超基本ですが

だれかが乗った状態の車いすを持ち上げるのって危険すぎますよね。

持ち上げるプロならまだしも、映画館のスタッフがみんな屈強なラガーマンみたいな方とは限らないし

おまけに映画館の通路なんて暗くて狭いですから。

※この件はいろいろ書いてる人がいるので詳しくは イオンシネマ 車いす でググろう!!

まず原則として…

ワタクシ、誰かの非をSNSでアゲツラウの大嫌いです。

しかも特定できるような書き方で。

※ワタクシはグルメマップも、グーグルの口コミも、よかったな・・・というところしか書きません。

映画館には車椅子専用ゾーンもあるらしいのです。ただ、

ここしかないの…みたいな配置らしいので、車椅子の人は映画を好きな座席で観られないのか!

という気持ちもわかります。

※例えばアメリカだと車椅子席は一番見やすいところに設けてあるそうです、ユニバーサルデザインってやつです。

参照 https://nikkan-spa.jp/1991214/attachment/432472882

空いているいい席で映画が見たい、というのは至極真っ当な考え方です。

だからAさんを一方的に非難するつもりはありません。

だからこそ直接事情を確認するだけでよかったのでは…と思わずにはいられません。

そうすれば、

  • 危ないからできないんだな
  • 今まではあくまで良かれと思ってやってくれてたんだな…

と納得できたのかなと。(Aさんのパーソナリティがどんなものか知らないのでそれでも納得しないかもしれませんが…)

この顛末を見てワタクシ改めて

悪いことを個人が特定できる形でSNSで書くのは絶対にやめよう、と心に誓いました。

そして

こうやって、SNSで騒いだ結果、全体が悪い方向に変わってしまう事があるんだな・・・としみじみ思いました。

同じような話が実は不動産でもあるんです。

それは・・・

原状回復

キズや汚れは千差万別で再現性が低い上、明文化しにくいのが原状回復のルールでした。

ワタクシがこの仕事につく以前は、退去時の費用でぼったくる不動産屋がどれだけいたか・・・

これが一番悪いのは100000000も承知しております

そのうえでお話します。

あまりのぼったくりトラブル続出で、国もガイドラインを作って明文化しました。

そこまではよかったのです。

が、ガイドラインをきっちり守れと大きな声で騒ぎすぎた結果・・・

請求できないものがはっきりした以上、ルール内で請求できるものはキッチリ請求したろやないけ

に動き始めております。

例えば ハウスクリーニング費用とエアコンクリーニング費用

国土交通省のガイドライン上、退去後の専門業者によるハウスクリーニング費用とエアコンクリーニング費用ってじつは・・・

貸主負担なんです。

これを特約でわざわざ外したうえで、敷金から控除して、というのが多かったのですが、けっきょく特約の有効性だなんだとクレームをつけられるわけです。

それで、初期費用に「退去時のクリーニング費用」項目がある物件がぼつぼつ出てきてます。

で、その清掃費用はちょっと高めの設定なんですよね。。。

なぜか?

答えは簡単

どんなに汚くても赤字にならない清掃費用設定せざる負えないから。

・・・

この掃除費用前払いシステム。

契約する際に、支払いを了承しているわけですから契約条項の”特約”ではありません。

清掃費用の支払いが嫌なら借りなければいい、そういう理論です。

ただね。。。

キレイに使ってもデタラメでも同じ清掃費用なわけです・・・(当然クロスの貼替だの破損だのはまた別の話ですよ)

真面目な方程損をするシステムになってしまう、なんだかなぁ・・・な話です

個人契約は保証会社必須になってしまったのもそうです

超少数の家賃払わない輩のせいで全体が払わざるを得ないくなってしまった・・・

クロス6年1円の話もそう。

分担をきっちりやればやるほど、借りる側も損する仕様になってしまいます。ただしこれはちゃんと使っていれば(タバコも吸わないか台所の換気扇を回し、直下でしか吸わないとか、やぶったりしないとかね)負担をする必要はないので、むしろ良かったのかもしれませんが。。。

借家借地法も、ガイドラインも借主が有利になってますもの・・・

だって貸主も自己防衛せざるを得ないので、ルール内でマックスの負担をお願いする流れは加速するでしょうね・・・

今の貸主だけが超有利な法律が適正に変更されない限り、ね。

という訳で今日はここまで。

明日は予告通り、水曜日の前編の続きです。

これね。

ではリライトで・・・

Cyaoノシ

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