生活の基盤はやっぱり”住”ですよね。

皆様いかがお過ごしでしょうか?

ワタクシ、先日こんな集会に参加してまいりました。
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20211014kousyuu (2)

犯罪者が刑期を終えて出所した後、どのように生活をサポートするか。

そのネットワーク会議です。

参加されているグループのほとんどは、福祉関係の団体や、

そんな中で、ワタクシ・・・

ランド・バンクの理事長として参加してまいりました。

※本当は鈴木不動産株式会社あてに出席依頼が来ていたのですが、公益性が高い事業だったので、理事長としての参加にしちゃいました。

当然、ワタクシは衣食住の”住”のサポート、なんですが・・・

刑務所出所者というだけで断られることが多いんだそうです。

気持ちはわかりますが、鶴岡は福祉系のネットワークが充実しております。入居後も定期的にサポートしてくれますので、ワタクシは全く心配なくご紹介しております。

だって、住居が決まらない=住むところが安定しないと、再び犯罪に手を染めるケースが多いんです・・・

なんで元犯罪者を特別扱いするのか、

犯罪は自己責任・・・なんて声が聞こえてきそうですが

ぶっちゃけ犯罪=自己責任、で済ませてしまうのはあまりにも乱暴です。

犯罪には必ず被害者が存在するわけで。

被害者を増やさない、という観点からも、再犯をいかに防ぐかは社会全体の問題なんです。

先日の親ガチャの記事でもかきましたが、そもそも犯罪に手を染めてしまうのは、本人だけの責任ではないんです。

どうしても書きたいシリーズ『親ガチャ』

貧困、親の虐待や暴力、先天的な精神疾患・・・

もちろん、苦しい状況でも犯罪に手を染めない人が圧倒的多数ですが、そこからこぼれ落ちた方々が、悔い改め普通の生活を送るための手助けをするのが、ワタクシにできる数少ない協力、なんです。

で、実際出所された方々とお会いしてみると、正直普通の方です。会話もちゃんとできます。なので、「本当に心を入れ替えたように規則正しい生活を送ってます~」なんて話を聞くと、本当にうれしくなります。(むしろ一般市民にもっとアレな方が・・・ゲフンゲフン)

もちろん、犯罪に手を染めてしまった方以外に様々な理由で引っ越し先を探している方がいます。そういった方のためのセーフティネットに、弊社物件登録しております。

登録に賛同いただける大家さんには、本当に感謝しかありません。

私の力なんてたかが知れております。実はワタクシ、社会貢献っていう言葉(あとSDGS)、正直あんまり好きではありません。どちらも免罪符のように使われていますよね。そういっておけばおkみたいな。

ワタクシ、運が良かったことを少しでもほかの方に還元しないと罰が当たるなぁ・・・という思いで、これからも取り組みに参加してまいります。それがたまたま社会のためになっている。。。それもまた運がいいことだなぁ、としみじみ不動産業というおしごとの因果をかみしめております。

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