皆様ご機嫌麗しゅう・・・
年の瀬、今年の営業も今日を入れてあと三日です。
さすがに今年中に引っ越したい・・・なんてお客様はおりませんよ・・・ね?
さて、来年以降に住宅を持とうとお考えの方、このお休みは間取りを考えたり、展示場に行ったり、土地の情報を眺めたり。。。
なさるのではないでしょうか?
実はそれよりも大事なことがあります。特に来年以降です。
それは・・・
”覚悟”を持つこと。
これだけだとあまりに観念的過ぎますので、具体的に書いちゃいます。
耳が痛くなるようなことしか書きません・・・なんせ嘘はつけないものですから。。。
費用的な覚悟
①建材の高騰
これは言わずもがな・・・コロナ前から間違いなく3割程度は上がってます。
②事務手続きの費用の高騰
先日UPした通り、来春以降二階建て木造は100%構造計算が必要になります。
くわしくはこちら↓
知人の建築士に確認しましたが数十万~100万円は費用増とのことです。。。
③ローン減税対象外が拡大
住宅ローン減税を受けるための条件が厳しくなりました。本当はこの減税やめたいんだろうな…という意志が透けて見えます。。。
基本的に省エネ基準をクリアしないと対象外です。
マックス減税枠を確保するためには、
- 子育て世帯が
- 長期優良住宅・低炭素住宅を新築し
- 4500万円以上のローンを組む
この三つをクリアすることで、控除額がローン残高のMAX0.7%を13年間
・・・
きびしくね・・・
それよりも厳しいのが買取再販の中古物件
省エネ基準をクリアしないと完全対象外という超絶狭き門です。
これからは古い住宅を購入してリフォームのほうが、むしろローン控除受けられていいのかもしれません。※1981年1月1日以降の建築住宅で、ですが。。。
ローン減税についてはこちらご覧ください。
④ローン金利の上昇
ここ半年、じわじわ上がりつつある住宅ローンの金利。これからどうなるかは・・・インフレのさなかだと・・・うーん。。。
一つ言えるのは、変動金利で借り入れをしている方は、十分自分の支払いと金利の関係を理解しておく必要がある、ということです。
ここまでは、金銭的な負担、について書きました。次は精神的な覚悟です
精神的な覚悟
①人口減少
人口減少=市場が縮小する ということです。つまり、将来自宅をどうするか・・・のタイミングで『売却』の選択肢が今よりもずっと厳しくなる、ということです。
もちろんお持ちの住宅や立地でどうなるかは大きく変わりますが、もう20年もすると・・・
②維持・管理
購入=保有するということは、管理をする責任を持つということです。管理不行き届きの不動産について、以前よりも行政の目は厳しくなってきています。家は耐久”消費財”です壊れれば直す必要があるし、壊れないために先手を打つことも必要です。。。
③自然災害
日本に住む以上、何かしらの自然災害の発生は常に覚悟しなければなりません。地震もさることながら、大雨やら暴風やら・・・ある程度は保険でカバーできるかと思いますが、やはりマイホームがダメージを受けるショックは、賃貸住みの比ではないでしょうね。。。
・・・
・・・マジで水差し野郎ですね、ワタクシ。
マイホームでしか叶わない暮らしがあることは十分理解しております。
ワタクシだって庭でミニトマト位育てたいなぁ・・・と思ったり
誰もいない自分の敷地で素振りしたり縄跳びしたりしたい・・・と思ったり
ペット(なるべく長寿命なの)を飼育したいなぁ・・・と思ったり
屋根付きPええなぁ・・・と思ったりするわけです。
でも、それを維持管理する”覚悟”がないのであきらめております。いまのところは、、、
マイホームは、買ったらゴールではなく、暮らしのスタートでしかありません。
暮らしを継続しつつ責任を背負う覚悟がないと、これからは自宅を持つのはしんどいだけじゃないかなぁ。。。
ええ。
○○万円でマイホームとか、家賃勿体ない界隈の不動産屋とワタクシは違います。
一見聞こえのいいフレーズでかどわかしてクロージング・・・そんな仕事はしたくありませんので。
・・・
自宅を持つにあたって、出来ればちゃんと家族、特にローンに絡む方は必ずまじめに考えてほしいです。
だからこの年末年始はちゃんと話し合ってみてください。真剣に。
ワタクシはそういう方たちにはとにかく最善を尽くします。
もちろん、売りたいという方もネ♪
・・・
という訳で今日はここまで、今年はあと二回、更新頑張りマッスルノシ