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超久々ブックレビュー 本当の貧困の話をしよう 未来を変える方程式 その1

来週はオリンピック開会式だったはずの連休

せっかく連休、遠出するのもなぁ・・・という方に、今回は是非読んでいただきたい本があります。

それがこちら(一応手前の右側の本です)

202007

本当の貧困の話をしよう 未来を変える方程式

ん、何だお前「意識高い系」か?とお思いの方もいらっしゃるかと思ますが・・・

はいそうです
意識高い系です

・・・

・・・

さてこの本、若い子向けに貧困とは何ぞやを書いた本(冒頭から17歳の君へなんて言葉が出てきます)ですが、40ちゃいのワタクシが読んでも考えさせられる本です。

不動産業は貧困とは真逆の方々とも、困っている方とも触れ合うことが多い職業ですので、こういう問題を知らぬ存ぜぬでいいわけないですよね!

久々ということもありますが、気合い入れてレビューしたいと思います。

え?本業の不動産業は?

最近まで本業&別の顔が結構ゴニョゴニョだったんで・・・

 

「貧困」とはなにか

まず貧困とはなんぞやですが・・・

国連機関のUNDP(国連開発計画)では「教育、仕事、食料、保険医療、飲料水、住居、エネルギーなど最も基本的な物・サービスを手に入れられない状態のこと」を貧困の定義しています。

そしてこの貧困には「絶対的貧困」と「相対的貧困」があります。

①絶対的貧困

絶対的貧困を短くまとめると

  • 食料や衣類など人間らしい生活の必要最低条件の基準が満たされていない状態
  • 一日を1.9ドルで食うや食わずの生活(例:ストリートチルドレン)
  • 世界の総人口の約10%の7億人近くがこの状態

で、この絶対的貧困、実は減ってるんです。(20年前:全人口の28.6%→現在:10%)

少なくとも昔よりもひどくなっているわけでは無いという事実は、まず知っておくべきだと思います。ただ、前よりも改善されているとはいえ、7億もの人々が絶対的貧困の中で生活しているわけです。
この絶対的貧困・・・

単純にその人の人権の問題だけではないんです。それは想像を絶する世界です。。。(連載の中で詳しく書きます)

②相対的貧困

相対的貧困を短くまとめると

  • 国や社会、地域など一定の母数の大多数より貧しい状態
  • 所得基準だと「国民の所得の中央値の半分未満」
  • 日本の場合、年収122万円以下が相対的貧困

相対的貧困は、絶対的貧困と違い、衣食住は(限りなく低いレベルで)なんとかなっている状態です。実際日本で一日1.9ドルで生活するような人はほぼいないと思ます。

ワタクシも大学時代、リアルに金がなくてお湯でおなかを満たしたり、半額の弁当をさらに二等分にして二食分にしていた時期がありましたけどね・・・あの頃には戻りたくないなぁ(切実)

相対的貧困は、日本の全世帯の16%程度ですが、このままだと非常にまずいです。単純にその世帯だけの問題にとどまらず、相対的貧困は連鎖を生んでしまうんです。

例えば生活保護、生活保護世帯の20%がその子供の世帯でも生活保護を受給しているんです。生活保護が増えれば増えるほど、国の財政を圧迫するわけです。
「貧しいのは自己責任だ」
とか
「絶対的貧困と比べると、日本の貧困は甘えだ」
とか

こういった自己責任論は、正直貧困問題解決に何の役にも立たないばかりか、貧困への無理解・無関心・偏見を助長することになります。(完全に偏見ですが、赤い表紙の保守系雑誌のあれを読んでる人が言いそうですね)

漫画家の西原理恵子さんが漫画でも描いておりましたが、貧乏・貧困は底なし沼のようなもので、一度落ちたら自力で抜け出すのは非常に困難なんですわ。
※リアルな貧困話を辛気臭くなく語るのは、この人の右に出る者はいないと思います
詳しくは西原理恵子 貧困」でググってみよう!

そもそも、絶対的貧困には絶対的貧困の深刻な問題があり、相対的貧困には相対的貧困の深刻な問題があり、どっちがよりましか、という問題ではないです。

この貧困について、次回もっと掘り下げてレビューしてまいりたいと思います。

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